こんにちは!
ヒューストン在住大学生のはるかです。
突然ですが、皆さんは「洋書」を読んだことはあるでしょうか?

わたしは、ありません…!!
しかし、アメリカ生活を送っているため、当たり前ながら図書館にも書店にも並ぶのは英語の本ばかり。
これは本好きのわたしとしては、「絶対に洋書を読めるようにならねばならない!」と思いました。
そこで、今後洋書を選ぶための一指標として参考にしようと思い、手に取ったのが今回ご紹介する「洋書ラビリンスへようこそ」です。
今回は、洋書初心者のわたしが、本書を読んだ感想・おすすめポイントをお伝えします。
- 「洋書ラビリンスへようこそ」の内容が気になる
- 洋書に興味がある
- 洋書初心者から上級者まで洋書を読んだことのあるすべての方
洋書ラビリンスへようこその基本情報
洋書ラビリンスの基本情報は、以下の通りです。
- 作者:宮脇 孝雄
- 発売日 : 2020/11/27
- 単行本:302ページ
「洋書ラビリンスへようこそ」は、長年にわたってジャンルを選ばず洋書を乱読してきた作者が、洋書に興味のあるすべての人に対しておすすめの洋書を紹介する一冊。
紹介されている作家は、すでに他界されている方が多かったです。
ジャンルごとに5章に分かれていて、その中でも作品ごとに約5ページごとに分かれているので、とても読みやすいです。
作者のこれまでの経験と知識が存分に発揮されたそれぞれの本の紹介。
そしてそこから作者の洋書を愛する気持ちが伝わってくる良書でした。
洋書初心者が洋書ラビリンスへようこそを読んだ感想
結論を申し上げますと、とても興味深く、おもしろかったです!!!
日本で有名な作家といえば村上春樹、昔なら芥川龍之介。
しかしそんな日本人なら常識のように知っている情報も、外国人作家の話になると、誰がどれくらい有名なのか、何をした、どんな性格の人なのかを知ることが難しいように感じます。
しかし、この本を読めば、基本的に有名な作家については一通り知ることが出来るし、どんな人かも知ることができます。
外国人作家といえばJ.K.ローリングとスティーブン・キングくらいしか知らなかった私にとって、これは嬉しいポイントでした。
また、たまにユリ・ゲラーや上記に記したスティーブン・キングなど、外国人作家の関する知識に乏しいわたしでも知っているような人物の名前が出てきます。
そのたびに嬉しくなってまたどんどん読み進めていきたくなりました。
しかし、「洋書ラビリンスへようこそ」は、”洋書についての知識を得られる”という面ではとてもよかったですが、わたしが本作で紹介されている本を読むにはまだ時間がかかりそうです。
なぜなら本書では、読むのにかなりの英語力や背景知識が必要な作品が多く紹介されていたから。
なので、本来わたしが本書を手に取った際の目的とは離れてしまいましたが、洋書初心者で、洋書についての基本的な知識をつけたいという方にこの本をおすすめしたいです。
洋書ラビリンスへようこそのおすすめポイント

洋書初心者のわたしが思った「洋書ラビリンスへようこそ」のおすすめポイントは、こちらです!
- 紹介されている洋書のジャンルが豊富
- 英文&要約が載っている
それぞれ詳しく解説します。
1. 紹介されている洋書のジャンルが豊富
本書で紹介されている洋書のジャンルは、以下の通り。
- 小説
- 短編集
- エッセイ
- 旅行記
- 伝記
- ホラー
- ノンフィクション …etc
こんなにジャンルにとらわれず色んな本を読んでいる筆者を、わたしは本当に尊敬します。
皆さんも、この中に一つはお好きなジャンルがあるのではないでしょうか?
目次から好きなジャンルの本を選んでそこを読んでみて、気に入ったらほかのジャンルも読んでみるという方法で読み進めていける。
これが1つめの「洋書ラビリンスへようこそ」おすすめポイントです。
やっぱり、わたしは自分の好きな本ばかりを読むより、それ以外のジャンルも読んで知識を広げていこうよ!派なので、ぜひ本書でいろんなジャンルの洋書について知ってほしいです。
目次に書かれているそれぞれの本紹介のキャッチコピーはどれも魅力的なので、好きなジャンル以外のの本も、きっと読みたくなると思います。
たとえば、わたしが好きな”小説”以外のジャンルで気に入ったキャッチコピーは、
「翻訳にも役立つ!歴史、宗教、衣食住が楽しく学べる英国読本」
「NYで古書店を50年以上営んできた女性二人の共同自伝」
などです。とてもおもしろそうではないですか…!
これ一冊で、楽しく幅広いジャンルの洋書について知れることが、本書の最大の魅力だと思います。
2. 英文&要約が載っている
いくら本を紹介されても、やっぱり実際にその本にどんな文章が書かれているのかがわからないと、それがどんな本なのかというイメージがわきずらいですよね?
「洋書ラビリンスへようこそ」に関しては、そんな心配もご無用!
それぞれの本の紹介部分に、必ず英語の本文と翻訳が載っています。
そのおかげで、それぞれの洋書が試し読みできると同時に、英語レベルも判断できちゃいます。
英文は、筆者が「この本を紹介するために必須だ」と考えて選んだ部分なので、興味深い内容ばかりです。
また、英文と翻訳を照らし合わせながら洋書を読むというのはなかなか難しいことで、まず翻訳されている洋書を探さないといけないですよね。
しかし、本書ならまず自分で英文を読んでみて、意味を想像してみた直後にプロの翻訳家の翻訳を読むことができるんです。
しかもその本が実際には翻訳出版されていなかったりします。
これはなかなかおもしろい体験でした。
このおかげで皆さんも英文を読むことが楽しくなり、より洋書への好奇心がかき立てられるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、洋書初心者のわたしが「洋書ラビリンスへようこそ」を読んだ感想とおすすめポイントをお伝えしました。
- 紹介されている洋書のジャンルが豊富→好きなジャンルの洋書紹介を読んだ後に、他のジャンルも読むことで幅広い洋書の知識を身につけられる
- 英文&要約が載っている→英語の本文を読んだ後にプロの翻訳を読むことで、英文を読むことの楽しさにふれられ、もっと洋書を読みたくなる
洋書初心者で、洋書についての基本的な知識をつけたい方におすすめの本書。
ぜひ一度お手に取って読んでみてください。
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