こんにちは!
アメリカ在住大学生のはるかです。
今回は、読者の皆さんの、

ESLって何?英語初心者でも大丈夫なの?
価格や内容について知りたい。
メリット・デメリットは?
こんなお悩みにお答えします。
私が実際に通っているESLを例に取り、ESLについて詳しく解説します。
この記事が読み終わる頃には、あなたもESLに通いたくてたまらなくなっているはず!
ESLとは

まず、ESLに興味を持って、この記事を開いてくれたあなたに言いたい。

ありがとう!!!
あなたに感謝を伝えたくなるくらい、ESLは素晴らしい制度なんです。
なんてったって、人との繋がりが増える上に、格安で質の高い授業で英語を学べちゃうんですから!
ESLとは、「English as a second language」の略称で、英語以外の言語を第一言語とする人たちを対象とした英語のクラスです。
クラスの種類は文法や会話を中心に、それぞれの地域の機関によって様々で、自分の目的によって選べます。
先生は基本的にボランティアで教えてくれるため、ESLを運営する機関は、格安で授業を提供することができるわけです。

先生がボランティアって、授業の質低いんじゃない?
そんな事ありません!
ESLの先生達は、ボランティアとは思えないほど上質な授業を提供してくれ、さらに宿題もしっかり見てくれます。
私の先生は、毎週単語25個分の例文と、1つのあるテーマに関する6文を生徒約20数人分丁寧に添削してくれています。
本当に、天使のようですよね…。
アメリカにはキリスト教徒が多くの人に広まっているため、その精神である「与える」事に真摯な人が多いのかもしれませんね。
英語初心者こそ、ESLに通うべき理由

英語を学び始めて間もない人は、すぐに諦めてしまいがちです。
だって、語学を学ぶのって本当に難しいし、身につく未来が見えずらいし、正直英語が話せなくてもアメリカで暮らせますからね。
しかし、少しでも英語を学びたいという気持ちがあるなら、ぜひESLに参加して欲しいのです。
なぜなら、ESLのクラスは普通の学校と同じく、一人じゃありません。
一度授業に参加すれば、クラスメイトとはもう顔見知り。
休みたくても、辞めたくても、きっと続けてしまうでしょう。
これって実は日本人ならではの感覚なんですけどね。
初めてでも、仲間と一緒だから、最後まで続けられる。
これが、英語初心者こそ、ESLに通うべき理由です。
ESLの授業は、全編英語で行われるため、初心者の方にはハードルが高いかも知れません。
しかし、簡単な挨拶が出来て、ページ数が聞き取れるなら大丈夫です。私が保証します。
とりあえずESLの授業に参加して、真面目に宿題をこなしていれば、半年で日常会話程度は身につくでしょう。
ESLのメリット・デメリット
ここからは、私が実際に通っているESLを例に、それぞれをESL①、ESL②として、ESLのメリット・デメリットをお伝えします。
その前に、2つのESLの違いを表に記しておきます。
1タームの長さ | 料金 | 授業時間 | 授業日 | 授業内容 | 教科書 | ※授業形態 | レベル数 | |
ESL① | 5ヶ月 | $50 | 9:00~11:30 | 毎週月・水 | 文法中心 | 有り | オンライン | 5 |
ESL② | 3ヶ月 | $30 | 9:00~11:00 | 毎週火・木 | 会話中心 | 無し | オンライン | 5 |
ESLのメリット
- 格安なうえに質が高いところ
- 自分に合った授業を受けられる
- 友達ができる
- 文化についても学び、体験できる
- 良質なボランティアの情報を得られる
順に解説していきます(^▽^)/

格安なうえに質が高いところ
最初に伝えたいESLの良いところは、先述した通り、格安なうえに質が高いところです。
こんな価格で、授業をしてくれるだけで嬉しいのに、親身になって質問に答えてくれたりもします。
私は、最初のころ、チキンで授業中にできなかった質問を、授業が終わって他の生徒が退出した後にぶつけたことがありました。
今はなるべく気になったその場で質問するようにしているし、ほかのみんなもそうしていますが、最初の頃のように質問しても、優しく丁寧に答えてくれるので安心してください。
ESL①の先生は、教科書を完璧にこなすだけでなく、自作の資料や穴埋め問題を作っています。
ESL②の先生は、自前の写真を使って単語を教えたり、生徒が宿題として書いた文章をシェアスクリーンでどこが間違っているかを質問しながら直していったりします。
このように、マニュアルがほぼない分、ご自身で工夫して授業を作ってくださるので、飽きることもなく、知識もしっかり身に付きます。
自分に合った授業を受けられる

上の表の最後に記したように、両ESLとも5つのレベルに分かれているため、自身のレベルに合った授業を受けることが出来ます。
クラスの判定方法
ESL① | 授業の2週間ほど前に、担当の先生と1対1でZoomでテスト。聞かれたことに答える。 |
ESL② | Google Formを使った3択のリスニングテストのみ。約30問。 |
このようにESLによって判定方法は異なりますが、しっかりとした基準に基づいて適切なクラスに入ることが出来ます。
一番下はアルファベットしかわからない人から、ネイティブ並みに話せる人まで、幅広いレベルの人を受け入れる体制が整えられています。
一番上のクラスにいる知り合いによると、授業ではプレゼンをしたり、あらゆる議題についてディスカッションしたりするそうです。
なので、文法はわかるけどとにかくたくさん話したいという人も、そういったクラスに入れればOKなのです!
基本的に授業クラスのレベルが上がれば上がるほど会話が多くなります。
しかし、文法重視のクラスになっても、特別授業などで会話のクラスがある場合があるので、興味がある場合はチェックしてみましょう。
友達が出来る
これは私にとって、とても大きかったです。
特に、日本人の友達が出来やすいです。

いやいや、外国にいるのに日本人の友達作るなんて、甘えだろ!
そんなことはありません。
日本人の友達を作る事で、生活の情報を共有出来ますし、その友達が、ESLに通い続ける大きな理由になることが多いです。
私は、今のESLで出来た友達と一緒によくお茶をして、たくさんお話をします。
英語漬けの日々を送る中で日本人と会話をすることは、心の安らぎに繋がるし、新たな経験への糸口になることもあります。
日本人の友達は作っておいて損はないでしょう。
もちろん、授業外でもっと英語を話したい、英語を話す友達が欲しいという方は、どんどんメッセージを送ってみましょう!
ESLの生徒は話すことが好きで、社交的な人が多いので、きっと友達になれると思います。
文化についても学び、体験できる

ESLの授業では、先生が自身の体験を語ってくれることがあるので、そういった場面から、その土地の文化や情報について知ることが出来ます。
例えば私のESL②の先生は、Spring Breakの前の週に、ヒューストンにある博物館や公園についてたくさん教えてくれました。
また、同授業では、私たち自身の国の伝統的な文化や料理などについて話すので、自国やアメリカ以外のそれについても学ぶことが出来ます。
ESL①は教会が運営するESLなので、本場のクリスマスのコンサートや、イースターサービスの案内が来ます。
もちろん誰でも参加できるのですが、ESLの仲間がいるとより参加してみようという気が湧くし、楽しくイベントに参加して、文化を体験することが出来ますよね。
このように、ESLを運営する機関からその土地の文化に触れることが出来ることもあります。
良質なボランティアの情報を得られる

また、ESLに通うことで、ボランティアの情報を得る事も出来ます。
ボランティアは、始めたくてもたくさんの種類があって選ぶのが大変だし、英語が完璧ではない状態で知らない場所に飛び込むのは不安ですよね。
しかし、ESLの先生やコーディネーターの人は、ESL以外のボランティアをやっていたり、情報について詳しいことが多いので、ESLの生徒でも始めやすいところを紹介してくれるでしょう。
私は実際に、ESL①を運営する教会が運営するお店でボランティアとして働いています。
ボランティア活動を行うメリットなどについては、以下の記事をご参照ください。

ESLのデメリット
- 時間が決まっている
- たまに微妙な先生に当たることもある
順に解説していきます。

時間が決まっている
ほとんどのESLは、このレベルのクラスはこの時間という風に決まっていることが多いので、毎日忙しく過ごしている方は参加が難しいかもしれません。
ちなみにESL②は本当にたくさんの時間帯の選択肢があり、6:00p.m.~8:00p.m.の授業もあるので、お仕事をされている方も参加できるかもしれません。
この点もESLによって異なるので、ぜひお近くのESLについて調べてみてください。
たまに微妙な先生に当たることもある
これはごく稀だと思うのですが、たまにクラスのレベルと授業のレベルがあっていなかったり、宿題をあまり見てくれない先生がいたりするそうです。

ラッキーなことに、私はまだ出会ったことないけどね!
実際に、私の一番上のクラスにいる友達が、授業が簡単すぎると言っていました。
しかし、多くの場合、初めの何回かを受けた時点ならクラスを変更することができます。
また、もちろん良い先生に教われればそれに越したことはないですが、得られるものの大きさは自分がどれだけ頑張るかで決まると思うので、大した問題ではないと私は思います。
まとめ
いかがでしたか?
ESLについて知れて、参加するためのハードルがかなり下がったのではないかと思います。
例に出したESLはあくまでも一例ですが、参考になれば幸いです。
ぜひお近くのESLについて、調べてみてください。
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